E.R.さん(生活支援員)|スタッフ紹介|特定非営利活動法人安らぎ 採用特設サイト

社員インタビュー

E.R.さん(生活支援員)

誰にも頼れない方の、力になれたら。

私は支援員として、ご利用者様の生活のサポートをしています。
具体的には通院の付き添いや、役所の手続き、買い物の代行などといった、ご家族がやるようなことをやっているイメージですね。
また、ご本人様や病院・施設などから健康状態のヒアリングも随時行っています。

前職は、投資不動産の営業事務として、事務業務全般を行っていましたが、細かい作業があまり得意ではなくて…。
転職を考えていたところ、当時立ち上げ間もなかったこの法人を見つけました。
選考の中で、Facebookやパンフレットの写真をみて、「楽しそう!」と感じたのが入社のきっかけですね。
一歩踏み込んだサービスに魅力を感じ、身寄りがなく、頼る人がいない方の力になれたら、という思いで入社を決めました。

「こんなことまで!」と思うほどたくさん力になれる仕事でした。

実際に仕事を始めてみると、「ここまでするんだ!」とびっくりするほどたくさんご利用者様の力になれたのが印象的でしたね。
収支管理などのお金のこともそうですが、身の回りのサポートなども一歩踏み込んだところまでできたので、「思っていたより力になれるんだ」とうれしかったですね。
自分が誰かのために働けていること、そして、直接「ありがとう」と言ってもらえることがこんなにうれしいんだと思いました。

大変なことといえば、24時間対応の当番の時ですかね。
「安らぎ」の利用者様はほとんどがご高齢の方なので、突然のトラブルやもしもの時に備えて、交代で24時間対応を行っています。
その当番の時は、常に携帯を持ち歩いて、連絡があればすぐに飛んでいけるように準備しておかなければならないので、そこがちょっと大変だなと思います。
ある時、土日をまたいで、夜の時間帯に3回出動したことがあって。
連絡があるときは、深刻なことや辛いことが起きてしまったことがほとんどなので、それが3回続いたときは結構辛かったですね。
もちろん、当番でも何の連絡もない日もあるので、そういうときは「何事もなくてよかった」とほっとします。

時間をかけて自分のことを受け入れてもらえた時はうれしかったですね。

ご利用者様にもいろんな方がいらっしゃいます。
中にはこだわりが強いかたもいらっしゃって、なかなか自分を受け入れてもらえないことももちろんあります。

ある時、「女性が担当でないといやだ!」とおっしゃられるご利用者様の担当になったことがあって。
最初は全然受け入れてもらえず、とっても苦戦しました。
安らぎには女性の支援員がいないので、事務のYさん(女性)に同行してもらって、何度も何度も通い詰めたんです。
おうちのカレンダーに自分の名前を書いて、「この日にまた来ますね!」とお伝えしたり、時にはめちゃくちゃヨイショもしたり…(笑)
そうするうちに、少しずつですが心を開いてくださって。

距離が縮まったのは、お誕生日の時ですね。
安らぎでは、ご利用者様の誕生日に、ささやかながらプレゼントを贈る習慣があり、その方のお誕生日にハンカチをプレゼントしたんです。
とっても喜んでくださって、そこからぐっと距離が縮まり、やっと受け入れてもらえました。
今では、私がお伺いするのを楽しみに待ってくれています。
その時にプレゼントしたハンカチは、今も大切に机の上の一番目立つところにおいてくださっています。
使ってくださいね、と言ってみるんですが、「大切なものだから」と。
本当に嬉しいですし、地道な努力が実った瞬間でしたね。

求職者の方にメッセージ

人のためにするお仕事なので、なによりも「人が好き」な気持ちが活きると思います。
もちろんご利用者様の性格もそれぞれ全く違うので、一人ひとりに合わせた話し方、接し方を考えて対応することも大切ですね。
あとは、ご利用者様のほかにも、施設や病院の方など、たくさんの方と連絡を取る仕事なので、こまめに連絡を取るのが苦にならない方、きちんとメールが確認できる方なら、きっとご活躍いただけると思います。