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診療内容

リハビリテーション部

やまだこどもクリニックは地域の身近なクリニックとして
生活に寄り添い療育に通いやすい医療機関を目指しています。

 

リハビリテーション部では乳幼児期からの
『こどものリハビリテーション』をおこなっており、
PT(理学療法)、OT(作業療法)、ST(言語聴覚療法)、
心理療法(心理検査・カウンセリング)の4部門により構成されています。

秋津院と久米川院合わせて(非常勤含め)、
理学療法士4名、作業療法士12名、言語聴覚士14名、公認心理士14名の
計44名のスタッフが在籍しております。
生まれつき障害があるお子様や、後天性の障害があるお子様のリハビリテーションを行っています。

 

●運動の遅れや姿勢がたもてない

●手足の不器用さや協調運動の苦手さ

●ことばの発達のゆっくりさ

●コミュニケーションの苦手さ

●落ち着きのなさやこだわりの強さ

●脳性麻痺や神経難病、肢体不自由のお子様

●不登校や登校しぶりのなやみ等

 

療育内容の詳細は各部門の紹介をご参照下さい。

PT科(理学療法)

理学療法科では乳児期~幼児期の運動発達の遅れ(寝返り・腹臥位・起き上がり・座位・立位・歩行)に対して運動機能の促進や改善を目的として、日常生活が過ごしやすくなるよう支援をしています。先天性あるいは後天性の中枢性や末梢性神経疾患などの原因により運動麻痺のあるお子様に対して、運動療法を中心として機能の獲得と能力の向上を目指します。
からだがやわらかく、筋肉の低緊張のために姿勢保持が困難となり、お座りがくにゃくにゃしてしまう特徴のある姿勢や、手と足や目と手など別々に動く機能をまとめてひとつにして動かす縄跳びや、ボール蹴り等の協調運動の苦手なお子様に対しても、適切な運動指導や環境設定の指導を行い、機能の獲得と能力の向上を促しています。

また、当院では装具診により医師から指示があったお子様に対して、装具療法として足底装具や靴型装具・シューホン等を義肢装具士と作製しております。
座位が不安定な方や歩行が困難なお子様に対しては、座位保持装置や車椅子などを車椅子工房や専門の業者と作製し提供します。

OT科(作業療法)

作業療法科では大きく身体を動かして体づくりをしたり、机の上で細かい手の動かし方・物の操作の練習などをしていきます。目には見えない感覚の得意・苦手を知っていきましょう。また、言葉が出ていないお子さんとは日常生活に繋がる言葉の表出に向けてのコミュニケーションを多く取り入れながら活動を行います。
その他、日常生活での『困った』、『出来るようになりたい』をお手伝いさせていただきます。身体のこと、手の使い方、物の使い方など、どんな事でもご相談ください。新しく経験する事や得意なことから自信をつけていき、『挑戦する気持ち』と『出来た楽しさ』を体験していきましょう。得意な事・方法を知って日常生活がより楽しく、生活しやすくなる方法をご提案させていただきます。

ST科(言語聴覚療法)

ことばの発達・コミュニケーション・発音・吃音・読み書きに問題のあるお子さんを対象に評価・指導・相談を行います。言語発達は、心理療法を経て親子間の基本的な信頼関係が形成され2語文が出始めた頃から。発音は、会話ができるようになり不明瞭さが際立ってきた4歳以降から。読み書きは、小学2年生から。など月齢・年齢に合わせて定期訓練を行います。お子さんのニーズと興味に合わせた教材を用いて、コミュニケーションを大切にしながら自発的な学びを促します。親御さんへはご家庭での取り組みについて具体的にアドバイスいたします。

心理科(心理カウンセリング 心理検査)

心理でおこなう療育は、主に就学前後のお子さんを対象にしています。レベルに合った課題に取り組んでいくことで、指導者との信頼関係を育み、自信や自発性を高めます。カウンセリングやプレイセラピーでは、気持ちが不安定なお子さんに対する心のケアを行い、適応を助けます。スキルトレーニングとして、気持ちのコントロールや対人コミュニケーションの方法を教えることもあります。心理検査では、お子さんの発達の様子を調べるための検査を行います。お子さんの得意・不得意がわかり、今後どのような支援をすれば良いかの見通しが立てやすくなります。親相談では、お子さんについての心配事をお聞きし、一緒によりよい支援を考えていきます。
 

当クリニックの心理科プログラムが発達障害の専門誌「LD研究」第29巻2020年2月号に掲載されました。

心理科論文