土木作業(送電線工事)
電気は火力・水力・原子力・風力・太陽光などの様々な燃料からつくられます。発電所でつくられた電気は電圧が高いため、そのままでは家庭や施設では使えません。そのため徐々に電圧を下げ、送電線と配電線を通って皆様のもとへ届けられます。 このように送電線、配電線は電気の供給には欠かせないもの。そのため安定的に皆様のもとにお届けするため、定期的に送電線工事を行う必要があります。 私たちはその大きな役割を担う送電線を守り維持する仕事を10年以上手掛けています。
ライフラインを守る重要な仕事
(そうでん きそこう)
送電基礎工には2つの種類があります。1つは作業しやすい環境をつくるための『仮設工事』です。山岳地に建設する際は、公道から遠く標高差があるため、資機材を運ぶための運搬用道路をつくれないため、ロープウェイなど索道を架設する大規模な仮設工事を行うことがあります。 2つめは鉄塔の足もとをつくる『基礎工事』です。自然災害などによって鉄塔が倒れないように、掘削機と手掘りを併用して掘削を行い穴を開けて、コンクリートで固めて、強固な基礎をつくります。大型鉄塔の基礎の場合は杭の長さが数十メートルになることもあります。
現HPの写真引用(差し替え予定)
送電線工事を行うための工事用地を確保し、資機材を運ぶための運搬路がつくれない場合は、索道を架設するなどの仮設工事を行います。
鉄塔が台風や地震などで倒れないように、掘削や基礎材据付・配筋を行い、型枠を設置してコンクリートを打設して強固な基礎をつくります。
鉄塔が建つまでの流れ 3.の基礎工事を当社が手掛けています
1. 調査・設計
ルート選定や現地測量を行い測量データをもとに鉄塔の型と高さを決定します。
2. 仮設工事
送電線工事を行うために作業がしやすい環境を整える工事を行います。
3. 基礎工事
鉄塔が倒れないような強固な基礎をつくるための工事を行います。
4. 鉄塔組立工事
大型鉄塔の場合は高さ100mを超えるものもあるため大型クレーンを使って作業します。
5. 架線工事
鉄塔間に電線を張る工事です。1区間ごとにロープを決められた張力でがいし装置に取付ます。
6. 完成
付帯設備の工事が終わり、仮設設備を撤去し、最終検査に合格すれば完成となります。