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社員紹介

製造部 包装課 Y.S.

プロフィール

【現職】つくば工場 製造部 包装課 係長
【社歴】10年目

どのような人が製造職に向いていると思いますか?

工場の包装工程の係長職を担当しています。
包装工程では錠剤を充填したPTPシートにピロー包装を施し、添付文書と共にカートンへ装填して、ダンボール梱包を行っております。
業務内容は包装工程の管理、医薬品包装に関わる手順書作成、医薬品の包装材料の仕様検討、包装機器の設備投資等多岐に渡ります。幅広く携わることができるため日々達成感が感じられます。

仕事をしてきた中で、一番やりがいを感じた経験は何ですか?

つくば第二工場の建設時、新しい包装工程の設備導入(錠剤充填機・ピロー包装機・カートナー・ダンボール自動ケーサー)を担当しておりました。
包装工程の設備導入には、どのような包装資材を使って、どのような医薬品を包装するかの事前検討や機械適性の知見が必要になるため、包装の基礎知識と社内方針を十分に理解しておかなければなりません。
それを基に包装設備の仕様決定のためメーカーと何度も何度もすり合わせをし、予算・期間の中で最善の設備導入をするために日々奔走しました。進捗確認や納期管理がいかに大切かを学びました。

約1年の期間を掛けてのプロジェクトであり、包装機器だけでも10億円程度の投資だったので緊張しながら進めていましたが、上司・同僚と協力しながらなんとかゴールできました。
今振り返っても、一番時間をかけて考え、試行錯誤したプロジェクトでしたが、その分達成感も大きかったです。

毎日の仕事の流れについて教えてください。

朝はメール確認から始まります。日中は生産業務の指示・サポート、中長期的な包装仕様の検討や全体会議に時間を使うことが多いです。
年に2回新製品を出荷する時期があり、5月・11月くらいが繁忙期になります。

後輩や部下を指導する際に、どのようなことを心がけていますか?

後輩には、興味を持って能動的に業務に取り組んでもらえるように、業務内容の意義やバックグラウンドも伝えた上で指導するようにしています。

「やっている意味が分からない」状態では、物事の重要性やその工程前後の流れを理解できないと思います。例えば、包装工程では包装作業中に工程試験というものがあり、錠剤品質の担保には必須の作業になりますが、「なぜ包装工程では工程試験が行うのか」という意味を教えるよう努めています。

また、長期的な組織づくりのため、後輩が指導者になるとき、意味を理解してきちんと説明できるように指導しています。

日本ジェネリックに入社を決めた理由を教えてください。

当社を選んだ理由は、「調剤薬局が親会社の製薬メーカーという特徴に魅力を感じたから」です。
患者様や薬剤師の声を直接聞くことができ、製品へのフィードバックがより近い立場から頂けるため、品質改良も効果的にできると思います。

また私の場合、新卒採用の第一期生になれるというタイミングだったので、一部上場企業が親会社であるという安定感がある中で、自分の手で会社組織を創っていけるという期待感も入社を後押しした理由の一つです。

学生時代の専攻、研究内容について教えてください。

学生時代は生物工学を専攻しており、酵素を改良してバイオマスから高効率にバイオエタノールを作る研究をしていました。

現在、当社は固形製剤しか製造していないため、製造現場で生物系の知識が役に立つことはほとんどありません。しかし、私の場合は学生時代に身につけた工学的な考え方が、包装仕様の検討や包装工程で発生するトラブル対応(原因の究明,是正処置,予防処置)に役立っていると感じます。

ただ、社会人になってから知識を身につければ十分に活躍できるため、学生時代の医薬品や製造に関する専門性の有無は大きな問題にはならないと思います。

どのような人が製造職に向いていると思いますか?

入社時の専門性の有無は問題はありませんが、入社してから学ぶことは沢山あります。一人で考える力、日々意欲的に勉強をしていく力、考えたことを発言できて業務に推進力を持たせることができる人柄、これらを持っている人が当社には向いていると思います。

製造と聞くとルーチンが多いように感じますが、そのルーチンは色々なことを検討して、考察した上に成り立っているものです。
その重要な過程を一緒に考えていければと思っています。